2019-10-07から1日間の記事一覧

第1回加藤シゲアキ作品読書感想文フェスティバル 作品公開について

もくじ ピンクとグレー(文庫) 傘をもたない蟻たちは(文庫) ピンクとグレー(単行本) 閃光スクランブル(文庫) 閃光スクランブル(文庫) 閃光スクランブル(文庫) ピンクとグレー(文庫) 閃光スクランブル(文庫) チュベローズで待ってる【AGE22・A…

ピンクとグレー(文庫)

「狂気と愛」 こそうの 狂おしい。この本を一言で表すのならばこの言葉でしか有り得ない。その狂気は愛であったり、熱であったり、後悔であったり僻みであったりと様々だ。でもこの本のそんな狂気はたまらないくらいに、曖昧ではなく澄み切っていて混じり気…

傘をもたない蟻たちは(文庫)

「インターセプト、そして、プレイコール。」 まろまゆ 「わたしのことは捨てないでね。」 林が捨ててきた物で形成されてきた部屋を前に、安未果は華麗にタッチダウンを決める。戦慄する林を抱きながら、彼女はきっと、恍惚の表情を浮かべている。予想外の展…

ピンクとグレー(単行本)

「曖昧な世界の中で」 かの 初めて『ピンクとグレー』を読んだ時の衝撃を今でも覚えている。 当時中学1年生だったわたしはNEWSを好きになったばかりの頃だった。わたしは彼のファンである前にかなりの読書家で、毎日図書館や本屋に通うくらい毎日が小説で満…

閃光スクランブル(文庫)

「NEWSを好きになったなら」 まみりあ 2013年春にNEWSを好きになって、まずしたことが「ピンクとグレー」、「閃光スクランブル」を読むことでした。 主人公の気持ちに入り込む傾向の強い私には「ピンクとグレー」は苦しくて読むのが大変で、なかなか読み進め…

閃光スクランブル(文庫)

-文字の世界で実現した圧倒的映像エンターテイメント作品- Eto 「閃光スクランブル」をこう表現すると違和感を覚える人もいるかも知れない。アイドルが描く「アイドルの世界」芸能界にいるものが描く「スキャンダルの世界」それがこの作品の醍醐味とされやす…

閃光スクランブル(文庫)

「色と共に生きること」 りんりん 著書の読み終わりに感じたことは、嫌味な程にカラフルで眩いことでした。私がこの作品の中で最も注目しているのは主人公である巧の色彩感覚がないという点です。白黒の世界に閉じこまれてしまい、死んだように生きている巧…

ピンクとグレー(文庫)

「わがままで、切実で、とても残酷な」 綴 誰かのことを「わかる」と思ってしまうこと、「わかりたい」を通り越して「わかるはずだ」「わからなければいけない」と思ってしまうこと。親から見た子ども、ファンから見たアイドル、恋人、あるいは親友という言…

閃光スクランブル(文庫)

「うたえ人間讃歌」 綴 この作品に描かれる女性アイドル・MORSEの面々に恋人がいるらしい場面をみると、彼女たちは「人間」なのだと思わされる。恋人がいることが「人間」らしいというわけではない。好きな人を好きでいたい、あるいは好きな人に好かれたいと…

チュベローズで待ってる【AGE22・AGE32】

あなたと私の、「私」の話 綴 この物語は、「私」の物語だ。いくつもの「私」がぶつかり合い、互いに主張している。様々な場面でそれを意識させられる。 たとえば、「私」の目にうつる世界は、あなたの目にうつる世界とは違うということ。そんな簡単なことを…

だいじなもの

「いまここ私。」 ゆき 「ごっちが死んだ。」という冒頭から物語は始まります。ごく普通のサラリーマンの主人公。ごっちが死んだことによって幼少期に一緒に過ごした自分が、周りの人々から関心の目を向けられることに、一種得意げな気分になります。その中…

できることならスティードで trip10渋谷

「孤独感」 このエッセイを初めて読んだ時、転勤族の子として、加藤さんと良く似た気持ちを持っていたことを思い出しました。自分の地元はどこなんだ?思春期を過ごした場所が1番自分の人格形成に影響を与えてるから、そこが地元と言い切っていいか?と。数…

ピンクとグレー(文庫)

「2人とひとりの物語」 iro 私は、「ピンクとグレー」のもっとも大きな特徴のひとつは、物語が主人公の少年期と青年期を行き来しながら進行してゆくところであり、その構成が物語を一層おもしろく、そして読者を強く惹きつけるものにしていると思っている。…

できることならスティードで trip9 スリランカ

「私は刃を抱けない」 しおね エッセイ全体の感想としては、作家にこんな感想を持つのは失礼かもしれませんが、話の持っていき方や惹きつけかたが本当にうまいということと、加藤さんの頭の中ではスリランカからそこまで考えが繋がっていくのかという驚きが…

閃光スクランブル(文庫)

「星はあなたを見ている」 しき 東京ドームの二階スタンドで初めてペンライトを手にした時のことを覚えている。手の中の光はあまりにも小さくて淡く、この光がどうやって遠くのステージまで届くのだろうかととても不思議に思ったのだ。後に発売されたDVDで全…